センチメンタル・セプテンバー(2)
馴染みの銀座の店が突然閉鎖。
馴染みと言っても月イチ程度しか行けない、いわゆる高級店。
社長の横領だそうです。被害総額5億円。
被害額は更に増えそうで、オーナーが怒りまくって(当たり前だが)、
即閉店ということになりました。
重要な相談があると言われ、食事しながら事情を聞いたら、相当前から
横領繰り返していたらしい。
店のオネエさま方は揃って鬼のような形相。
尖がった鋭い目が怖かった。
でもそれが銀座。だから銀座なのである。
銀座に行くようになってから30年。
昔の馴染みの若いホステスは、今じゃ全てチーママorママと呼ばれる
種族になっている。
要はネオンのジャングルで生き抜いて、偉くなっておられるのである。
銀座の世界も、外資系金融機関と同様に厳しい世界。
ホステスが一本独鈷の独立した経営者として扱われるのは、
出来高制の現場担当者と同様である。
その代わりと言っては何だが、”自分のお客さん”は大事にする。
そしてそのお客さんを巡って、取った取られた、やったやらせたの、
まさに仁義なき戦いの様相を呈するのである。
従って、銀座に10年以上勤務する女性は、格好は女性であっても
性格は通常の男以上の男である。
着飾った銀座の女性には確かに”華”があるが、実はそれが曲者。
要は中身は男であるからにして、通常の男には簡単には落とせない。
前回のブログでも書いたが、東京の秋は寂しい。
ネオンが輝けば輝くほど、深海のようなネオン街にはいろいろな人生が
ひしめきあっている。
センチメンタル・セプテンバー。
東京の秋はやはり寂しい。
