オクトーバー・ムーン(1)

もう10月。2006年もあと3ヶ月。
アッという間に時間が経ってゆく。
10月の月は冴えわたって美しい。
とは言え10月になると言うのに、上着を着ると暑い。
自分だけなのだろうか?未だに冷房を入れている。

今回は月イチに行く、新宿・歌舞伎町にある馴染みの
ミニクラブについて。
その店に最初に行ったのが10年以上前の10月。
ミニクラブと言っても、時折テレビや舞台に出るタレント店長と
ド派手の名物ママと、10年経っても23歳と言い張るカオルちゃん
しかいない、3人編成の通称”化け物屋敷”。

新宿・区役所通り沿いで、歌舞伎町のど真ん中の古いビルに
あるその店は、ほんとにおかしな店である。

まず変なのは、暇だ、暇だと言いつつ、客を選ぶ。
選ぶと言っても、客に対し、顔の形は”笑い顔”をしつつ、目が
笑わない。
一見の客は、まず名物ママ一流の”シカト”顔に耐えられない。
要は、そのママが認めた人間でないと、次回からは来れない
というカラクリである。

不思議なもので、常連客は大概が早稲田OB。
そして不思議に旧住友系列の関係者が多い。
「早稲田+住友」といえば、”歪の典型”だから、その顔を見れば
一発で判断できる。
東京六大学・法政出身のママに拠れば、結果的にそうなったと
言い張るが、被虐的な店の雰囲気が、まさに住友系列の独特の
匂いがするとしか思えない。

常連客の中には20年以上も、その名物ママ目当てに通ってくる
客がいる。
月イチとは言え、10年以上も行っていれば、そうした”奇特な”方々
とも知り合いになる。
某超有名弱電メーカーをリタイアした同氏に拠れば、自分には
理解不可能な全く不可思議なオーラーがあるそうだ。
この世の中、ホント、分からないことだらけである。

タレント店長は歌が上手い。
上手いというよりは、ハモッてくれて、客に上手く歌わせてくれる。
自分のテーマ曲となった(!?)「硝子の少年」や「青春アミーゴ」は
店長との”練習の成果”で、ようやく聞くに堪えるまでになった。

自分の人生の中で、これ以上不思議な店に出会うことはないと
思っている。
オクトーバー・ムーン。酒が染みる秋である。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://aoyagi-office.jp/mt/mt-tb.cgi/42

コメントを投稿