オクトーバー・ムーン(3)

ようやく涼しくなってきた。
しかし10月中旬というのに、未だに上着を着ると暑い。
かと言って、ワイシャツだけだと周囲から浮いてしまう。
この20年で確実に5~6度は違うようだ。
東京の亜熱帯化は確実に進んでいる。

10月12日(木)NHKBS2。
11時30分から放映「清流ワンダフル紀行」。
シブい番組だから見た方は少ないと思う。
実はこの番組、知り合いのプロカメラマンの
メジャー・デビュー第一作。
たかがNHK、されどNHKなのであります。

小島崇義クン。一歩独鈷のプロのカメラマン。
ここ10年の知り合いである。
知り合いと行っても、テレビ局勤務の実弟の元部下。
最初出合ったときから”できるヤツ”と思った。

八王子生まれにも関わらず、プロのカメラマンを志向し、
どこで出会ったのかしらないけれど、弟が”拾って”きた。
弟の紹介の仕方が秀逸。
”コイツ八王子生まれなのに、富山が好きなんだって!!”

野良犬扱いは失礼かもしれしれないが、”野良犬”という表現
がピッタリのギラギラ系だった。
その後、フジ系列局の選抜試験を潜り抜け、NYに1年間留学。
カメラマンとしての専門技術を習得。
弟は民放のドキュメンタリー部分で、グランプリを16回獲得して
いるが、その時のカメラマンがいつも小島クン。

その小島クンが本領発揮したのが、富山での”嫁取り”劇。
弟が”期待して”採用したアシスタントを、採用直後、リーチ一発で
ゲット。今流行りの”できちゃった”婚に。
”あの野郎、アッという間にやってまった!!”と、弟がぼやいて
おりました(笑)。
結局、弟が仲人をすることに。
で、現在は3人の子持ち。富山近郊の婦中町在住。

その小島クン、最近ではヒマラヤに行くは、アラスカに行くはで、
世界中を駆け巡っている。
「青年は常に荒野を目指す」のであります。

前置きが長くなったが、冒頭の番組は富山・庄川の紹介。
カヌーで岐阜から富山に流れ下るというドキュメンタリーだが、
実はロッピーという犬が主人公(と思う)。
本来自分は動物が好きではなく、従って動物からも好かれた
ことがないが、このロッピーという中型犬がまさに秀逸。
水を怖がらないし、カヌーにピタッと座っている。とにかく賢い。

庄川という大自然と、ロッピーが一体になって、時間が淡々と
流れていく。ナレーション、BGMもまさに自然体。
その道の専門家ではないので、専門的な言い方はできないが、
上質の地酒を、ぜんまいか何かの自然野菜で食している感じ。
ユッタリ感がたまらなかった。

機会があれば、富山で唯一気にいっている飲み屋(スナック)に
小島クンをご招待申し上げようと思う。
実家から車で約15分。JR魚津駅至近の8F建てビルの8F。
古いビルだが、周辺に高い建物はないので直ぐに分かる。
そこから見る富山湾と、真っ直ぐに伸びる線路の風景がバツグン。
その店の経営者が中学時代の同級生ということあって、気易い。
「歌は歌い放題だしッ!」って、実家に帰る度に顔を出している。
店の名前は「昴(すばる)」。
”いかにも”というネーミングだが、それはそれなのであります。

お互いに解り合った人間と、美味い酒を。
そんな酒が飲みたくなる10月なのであります。

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