ご興味ある方はどうぞ その(4)

最近の国際商品市場はまさに異常な状況を呈している。
原油の高騰が先頭を切っているのは間違いないにしても、
ここにきての貴金属関連銘柄の高騰は勿論、「農産物総買い」状態は異常である。

今回は、「ご興味ある方はどうぞ」シリーズその(4)として、
青柳事務所の発行する週刊『びー・だぶりゅー・れぽーと』平成20年2月18日付第539号の
「東京白金の長期的分析」を掲載します。

●東工取白金の長期的分析
今週はここにきて突発的な動きとなっている円建て白金(東工取白金)を取り上げてみました。
白金は東京主導型の貴金属として、世界の市場をリードする傾向にありますが、
いかに貴金属全体のブームとは言え、理論的根拠の乏しい急上昇となっており、
不自然さが漂う展開となっています。

-01年10月2日の1,408円を底とした歴史的上昇態勢。6,000円突破。
理論的根拠の乏しい急上昇。仕手筋の存在が見え隠れする展開。
背後の上昇する先行スパンの形態目立つも、乖離明らかに拡大。
7,000円目指しの買い追随にリスクはないのか-

①白金は11ヶ月サイクルが機能しているようです。本銘柄はサイクルおよび理論的な値段を
  几帳面に守ろうとする習性があります。
  2001年10月2日の1,408円を底にし た歴史的な上昇は、6年かかって5,000円に到達しています。

②理論的な上値のメドは、
 99年9月2日の1,128円と04年4月19日の3,127円の波動倍返しの5,126円。
 04年12月10日の2,674円と06年5月29日の4,658円の波動倍返しの6,642円。
 06年10月6日の3,967円と07年7月20日の波動倍返しの6,639円。

③ここ10年の底値から高値を割り出してみると、
 99年9月2日の1,128円×7=7,896円。
 01年10月2日の1,408円×5=7,040円。
 02年7月18日の1,817×3=5,451円。
 03年5月2日の2,085円×3=6,255円。
 (奇数倍が基本になります)

④01年10月2日の1,408円を底とする上昇は、
02年7月18日の1,817円、
 03年5月2日の2,085円、
 03年9月29日の2,338円など、
 適宜の押し目を入れつつ、サイクル転換月を絡めて04年4月19日の3,127円で
 一旦は頭打ちとなっています。

⑤その後安定した先行スパンが現われた結果、
 04年12月10日の2,674円を底にしたジリ高から、
 04年4月19日の3,127円が天井、同9月29日の3,014円が二番天井レベル上抜け後、
 騰勢が増幅する展開となっています。
 従って、3,127円×2=6,254円も上値のメドとなるようです。

⑥一方、下値に関しては01年10月2日の1,408円を中心に、
 00年9月27日の1,773円と02年7月18日の1,817円で典型的なトリプルボトムが形成されており、
 今後は歴史的な下値ゾーンとして機能する態勢となっています。

⑦07年は、06年10月の安値3,967円を底として5,000円を突破する展開となりました。
 流れるように上昇する先行スパンの形態は買い材料には違いなく、
 07年3月の4,286円、同8月の4,883円と、適宜押し目を交える展開となっており、
 ある意味では理詰めな上昇態勢となっています。

⑧ただ08年初からの続伸、というより急上昇は、「急激に過ぎる作為的なもの」となっており、
 正常な相場ではない点が散見されます。
 あくまで私見ですが、6,000円超は買い追随し難く
 「(7,000円台までの高値を想定しつつ)売り上がってみたい」展開です。