ご興味ある方はどうぞ その(8)

ここにきて円安・ドル高の流れになっています。
そこで、「ご興味ある方はどうぞ」シリーズーの第8弾として、
ドル円の(月足ベースの)長期的テクニカル分析を掲載します。
以下は2008年6月9日付 「びー・だぶりゅー・れぽと」第554号からの抜粋です。
                    
●ドル円の長期的分析
2008年に入っての急激な円高・ドル安の流れは、ここにきて一服状態となっていますが、
2007年中盤から始まったドル安の流れが終了したとは言えず、
「ドル買い安心状態」ではないようです。

-大きな空間をベースにした自然反発。
 乖離拡大で、理論的には反発し易い地合い。
 3月16日の95.77円で当面の下値は確認する態勢。
 105円台でのもみ合いの後騰勢増幅も、下押し気分完全に払拭できず-

① ドル円の月足は12ヵ月サイクルが機能しているようです。
07年6月22日の124.14円を頭に長めの陰線を引いて先行スパンに突入から3ヶ月の
もみ合いを経て、下押しが先行しましたが、3月16日の95.77円で底打ち感が出て、
大きな空間をベースにした自然反発となっています。

② 105円を下抜けたことで、一気に100円を割込み、99年11月30日の101.35円と
04年12月2日の101.83円で構成されるダブルボトムをも下抜けましたが、
一連の下落の勢いが殺がれる態勢。同上95.77円は「Selling Climax」の様相です。

③ 中期的に重要な分水嶺は、
2003年後半から2005年前半までの高値であった2004年5月14日の114.80円と、
安値の4月2日の103.68円の半値の109.24円、
03年8月1日の120.69円と03年5月19日の115.10円の波動倍返しの109.51円。

④ 理論的な下値のメドは、
02年2月1日の135.04円と02年7月17日の115.63円の96.22円。
07年6月22日の124.14円と06年5月17日の波動倍返しの95.10円。
04年5月14日の114.80円と04年12月2日の101.83円の波動倍返しの88.86円。
03年8月1日の120.69円と04年4月2日の103.68円の波動倍返しの86.67円。
05年12月5日の121.40円と05年1月17日の波動倍返しの82.34円。

⑤ 05年12月4日の121.40円、および07年1月29日の122.20円に面合わせから
上抜けたことで、02年6月の125.85円、10月の125.65円、12月の125.55円を
目指す流れになりました。しかし同上レベルは頑固に機能する結果となっています。

⑥ 現状は04年4月2日の103.68円、05年5月6日の104.47円を回復、
105円を上抜けた後、騰勢が増幅しています。
ただ総体的には02年後半から03年以降の反落地合いの再現の様相を呈しています。
従って、下押しが完全に終了したとは言えない局面です。

⑦ 大きな空間が目立ち、形態的には「買い拾い」パターンですが、方向が定まったとは
言えません。
一時言われた「80円」の可能性は薄らいできましたが、安心できる状態ではないようです。
当面の上値のメドは、07年6月22日の124.14円と08年3月16日の95.77円の半値の109.95円。
上記③の109円台中盤が重要な上値のメドとなり、同レベルを回復しない限り「買い安心」とは
言えないようです。