ご興味ある方はどうぞ その(11)
「ご興味ある方はどうぞ」シリーズーの第11弾として、
ユーロ・ドルの(月足ベースの)長期的テクニカル分析を掲載します。
以下は2008年7月21日付 「びー・だぶりゅー・れぽと」第560号からの抜粋です。
●ユーロ・ドルの長期的分析
今週はユーロドルの長期的分析です。
ここ3年、対ドルでユーロの快進撃が目立っています。
適宜押し目を入れながら、当面の大目標の1.6000㌦に到達しています。
ただ快進撃にありがちな形態の追随がなく、それが微妙な地合いを醸成しています。
その意味でも8月の10ヵ月サイクル転換は注意を要するようです。
-05年11月の1.1638㌦を底としたV字型の上昇継続。
適宜押し目を入れながらの上昇態勢で、1.6000㌦に到達。
乖離拡大で反落リスクも1.4000㌦が固い。
8月に控えた10ヶ月サイクル転換に要注意-
①ユーロ・ドルは10ヶ月サイクルが機能しているようです。
97年1月に発足したユーロは11年を経過、本数にして12ヶ月×11年+7=139本で、
形態的にはようやくにして固まってきました。通貨としての性格も固まりつつあり、
旧独マルクの性格を汲む荒っぽさが消え始めています。
②98年10月の1.2288㌦を頭にした反落の流れは、約40ヶ月の反落期間を経て、
00年10月の0.8225㌦で底打ち態勢となっています。
その後は01年7月の0.8344㌦、02年2月の0.8560㌦で(変形的な)トリプルボトムを形成、
以降は5年にわたる急激な反発局面に入っていきます。
04年4月の1.1759㌦を底とした上昇は、サイクル転換月の04年12月に1.3664㌦に到達します。
しかし05年に入って大きく拡大した乖離を修正すべく、急反落しています。
③現状は05年11月の1.1638㌦で底打ち、その後は多少の反落局面を交え、先行スパンの上昇に
追随して上昇に転じています。
04年12月の1.3664㌦に面合わせとなる1.3679㌦を上抜け以降騰勢増幅、08年4月に1.6000㌦に
到達しています。
④ただ快進撃に形態の追随なく、理論的には反落し易い地合いとなっています。
前回の1.3664㌦到達後には約1年の下落トレンドに入っており、その意味ではここ1年、
反落らしい反落がない点がやや微妙です。
⑤総体的には上記②の00年10月の0.8225㌦を中心とするトリプルボトムで歴史的な大底を打った
と思われますが、0.8225×2=1.6450㌦が視野に入ったことで、戸惑いがあるのは否めません。
⑥理論的な上値のメドは、
04年4月の安値1.1759㌦と04年12月の高値の1.3664㌦の波動倍返しの1.5569㌦。
05年11月の安値の1.1638㌦と07年7月の高値の1.3850㌦の波動倍返しの1.6062㌦。
03年9月の安値の1.0760㌦と04年12月の高値の1.3664㌦の波動倍返1.6568㌦。
⑦多少は固まってきたとは言え、他の通貨と比較すればまだまだ歴史が浅く、性格は完全に
固まったとは言えません。
農耕民族の性格を如実に出す円が絡むことで、大きくブレる局面は少なくなってはいます。
ただ8月に10ヶ月サイクル転換を控え、1.6000台到達がどのように影響してくるか。
注意が必要なようです。
