ご興味ある方はどうぞ その(9)

ここにきて株安の流れが顕著になっています。
そこで、「ご興味ある方はどうぞ」シリーズーの第9弾として、
NYダウ(ダウ工業30種平均)の(月足ベースの)長期的テクニカル分析を掲載します。
以下は2008年6月30日付 「びー・だぶりゅー・れぽと」第557号からの抜粋です。

●NYダウ株価の長期的分析
 今週はNYダウ(ダウ工業30種平均)の長期的分析です。
今週に入って急激な下押し態勢となっています。
本欄では38ヶ月の長期上昇波動が終了した時点で急激な下押しの可能性を想定してきましたが、
いよいよといった展開になっています。
怖いのは株式低迷と原油を中心にした商品が逆相関になっている点。混迷が深まりそうです。

-12,500㌦を挟んだもみ合いから急落。
 上昇する先行スパンの機能を試す動き。
 長期上昇波動終了後の踊り場から、当面の下値を見定める動き
 11,000㌦割れリスク。06年のダブルボトムを意識する展開-
①12ヶ月サイクルが機能しているようです。
02年10月10日の7,197㌦と03年3月12日の7,416㌦で構成されるダブルボトムをベースにした
長期上昇態勢は07年10月11日の14,198㌦で頭打ち、下押しが先行しましたが、
1月22日の11,634㌦と3月10日の11,731㌦でダブルボトム形成、反発気味の態勢になってきました。

②01年1月011年1月の高値から03年3月の安値までが38ヶ月。
03年3月の安値から11,500㌦に到達する2006年5月までが38ヶ月。
そして6月からは反落に転じていますが、反発しています。
新しい上昇波動が始ったかに思われましたが、14,000㌦到達以降は上げ渋り、騰勢が急激に衰える
展開となっています。

③下値に関しては、99年から00年にかけての「黄金のトリプルトップ」に到達する前の高値である、
98年7月20日の9,367㌦が長期的には大きな下値のメドとなっています。
2004年の下落局面では、5月12日の9,852㌦と10月25日の9,708㌦でダブルボトム形成、
下げ止まる格好となっています。

④1990年代の「IT熱狂時代の遺産」となる00年1月14日の11,750㌦上抜けは歴史的な出来事と
言うしかありません。
90年10月11日の2,344㌦から10年、2,344㌦×5倍=11,720㌦を上抜けた同11,750㌦を中心に、
99年8月24日の11,365㌦、4月12日の11,425㌦で構成されるトリプルトップを上抜けたことで
当面の上値摸索の展開となりました。

⑤理論的な上値のメドは、
01年9月の8,062㌦と02年3月の10,673㌦の波動倍返しの13,284㌦。
02年10月の7,197㌦と02年3月の10,673㌦の波動倍返しの14,149㌦。
ただ同上7,197㌦×2=14,394㌦がここ10年の大きな上値のポイントとなるようです。
10月11日の14,198㌦の頭打ち態勢も、まずは理詰めな展開と言えます。

⑥現先行スパンの機能を試す動きになってきました。
上記②で検証したように、38ヶ月という超長期的な上昇波動と下落波動の符合あり、
ここにきての急落は理詰めな動きとも言えます。
超長期期の上昇波動が終了した場合、過去の流れからは急激な下落を見せる展開と
なっています。
当面の下値のメドは06年6月14日の10,698㌦と同7月18日の10,683㌦で構成されるダブルボトム。
急激に停滞地合いとなってきました。先週の陰線は影響を残しそうです。