年末特集 その(1)ドル円の長期的分析
年末特集として、2009年12月28日付「びー・だぶりゅー・れぽーと」第632号の
「長期分析特集」の一部を掲載します。
-11月27日の84.76円を底にした反発。
10ヶ月サイクル転換で、大きな空間を意識し始める。
一方で、08年10月の大陰線の余熱残る。
下値リスクやや薄れる。形態的には「買い拾い」パターン-
①ドル円の月足は10ヵ月サイクルが機能しているようです。
09年初からの下押しの流れは11月27日の84.76円を底打ち、
年末に向け反発しています。
10ヶ月サイクルが転換した直後で、大きな空間を意識し始めています。
一方で08年10月の大陰線の余熱が残ってはいますが、下値リスクは
やや薄らいでいます。
②とは言え、07年6月22日の124.14円を頭にした2年超の下押しの流れが
払拭されたとは言えない状況です。
特に08年9月からの陰線5連発はここ10年来なかったもので、
簡単には払拭できないようです。
③99年11月30日の101.35円と04年12月2日の101.83円で構成される
(長期的に重要な)ダブルボトムを下抜けています。
同レベル下抜けの影響が後を引いています。
結果的に同レベルがレジスタンスとして機能する態勢です。
④長期的な下値のメドは
04年5月14日の114.80円と04年12月2日の101.83円の波動倍返し88.86円。
08年8月の高値110.62円と08年3月16日の95.70円の波動倍返し80.78円。
07年6月22日の124.14円と04年12月2日の101.83円の波動倍返し79.55円。
⑤上記④で検証したように80円が大きなポイントとなりますが、
08年12月18日の87.19円を下抜ける同上11月27日の84.76円に底打ち感が
あるのは否めません。
大きな空間が目立ち、形態的には反発し易い地合いで、100円回復が大きな
ポイントとなります。
4月6日の101.43円を頭にした逆V字型の下落態勢が転換期を迎えています。
⑥ドル円は「拡大した乖離は時間がかかっても修正する」性格があります。
形態に安定性のないまま、乖離が拡大しており、
形態的には「買い拾い」パターンと見るのが自然ですが、
本格反転にはもう少し時間がかかるようです。
⑦10ヶ月サイクル転換直後の反発は要注目材料。
但しこのまま一方向に上伸することも考え難い。
全体的な基本戦略は「95円超の売り、80円台の買い」。
2010年の予想レンジは「85~105円」と見ます。
