年末特集 その(3)NYMEX原油の長期的分析

年末特集として、2009年12月28日付「びー・だぶりゅー・れぽーと」第632号の
長期分析特集の一部を掲載します

-09年2月12日の33.55㌦を底にした反発も、上げ渋る。
08年7月11日の147.27㌦を頭にした急落の影響簡単に払拭できず。
同上147.27㌦の半値回復で達成感と共に気迷い。
上昇する先行スパン追随は至難。「戻り売り」と見るのが自然-

①10ヶ月サイクルが機能しているようです。
2001年後半から始まった歴史的な大相場は、150㌦を目指す展開となりました。
07年1月の50.28㌦を底とする高値摸索の展開は、
08年7月11日の147.27㌦を頭に劇的な急落となっています。

②理論的な上値のメドを探ってみます。
まず基準となる歴代の底値としては、
98年12月の10.65㌦。
01年11月の17.12㌦。
03年9月の26.72㌦。
04年12月の40.25㌦。
05年11月の55.72㌦。
07年1月の50.28㌦。
一方、基準となる高値としては、
04年10月の55.67㌦。
05年8月の70.85㌦。
06年7月の78.40㌦。

③底値から考えられる上値としては、
10.65㌦×15=159.75㌦。
17.12㌦×9=154.08㌦。
40.25㌦×5=201.25㌦。
55.72㌦×3=167.16㌦。
50.28㌦×3=150.84㌦。

④高値・安値の組み合わせから考えられる高値としては、
40.25㌦と78.40㌦の波動倍返しの116.55㌦。
26.72㌦と78.40㌦の波動倍返しの130.08㌦。
17.12㌦と78.40㌦の波動倍返しの139.68㌦。
10.65㌦と78.40㌦の波動倍返しの146.15㌦。

⑤一方、重要な下値のメドとしては
03年9月19日の26.72㌦と、04年10月25日の55.67㌦の半値の41.20㌦。
また03年2月27日の39.99㌦も大きな下値のメドになります。
そして2005年5月の47.60㌦と2007年1月の50.28㌦で構成されるダブルボトム、
2003年の踊り場を形成した40㌦も重要な下値ポイントになるようです。

⑥08年の急騰相場は
40㌦×2=80㌦をクリア以降騰勢が増幅する結果となっています。従って、
40㌦×3=120㌦を上抜け、40㌦の奇数倍(5倍)の200㌦が浮上しました。
ただ08年7月から始まった強烈な陰線6連発は、
2001年から始まった「押し目を形成しつつ上昇する歴史的な上昇相場の終焉」を
明確に見せています。

⑦09年は2月12日の33.55㌦で底打ち、反発しましたが、
年末に向けては先行スパン上限でのもみ合いとなっています。
ただ上昇する先行スパンに息切れ感が出ています。

⑧08年7月11日の147.27㌦の半値を回復したことで、気迷っています。
結論的には08年7月からの陰線6連発の影響は簡単には払拭できず、
戦略的には「戻り売り」と見るのが妥当なようです。
更に言えば、“原油の黄金時代が終わる”気配が漂っています。