40年サイクルの符合・番外編
ここ30年、日本の刊行物の定期購読は何か?と言われれば、
「日経新聞」「週刊文春」「週刊新潮」「文藝春秋」ということになる。
10年前には「週刊現代」「週刊ポスト」も定期購読していたが、
“グラビア・ハダカもの”が増えたことでサヨナラしてしまった。
ヘアヌードと言われれば、最初のうちはオオッ!とは思ったが、
しまいにはどれを見てもおんなじに見え、飽きてしまった(!?)
その定期刊行物の「週刊文春」に連載の、
「阿川佐和子のあの人に会いたい」が楽しみにしているものの一つである。
対談集ではあるが、オッとあの人が、って調子で、気になる人物が登場する。
2時間から3時間の対談を約2ページ半程度に編集してあるが、相応に中身が濃くて、
結構読み応えがある。
で、9月1日号には「瞳みのる」が登場していた。
あのザ・タイガースのドラマー・“ピー”こと瞳みのるである。
それこそオオッ!!って調子の登場である。
と言っても、誠に残念ながら、20代、30代には全く通じなかった。
何人かに見せてみたが、全くの反応薄。
「渋くて、いいオトコだろ??」と聞いても、「タイガースのピーだよ」と言っても、
「それ、誰???」って調子。
最近、タイガースという単語を使えば、決まって(野球の)阪神タイガース?って
聞き返される。
違いますって!今回は伝説のGSバンド、ザ・タイガースです!
ボーカルが沢田研二(ジュリー)で、森本太郎(タロー)や、岸部一徳(サリー)、
加橋かつみ(トッポ)などがいた、伝説のGS人気バンドである。
堺正章・井上順のスパイダーズ、萩原健一のテンプターズや、ビレッジシンガーズや
ブルーコメッツなどもいたが、タイガースはGS時代の先頭を切っていた。
そのタイガースが解散したのは1971年1月。
その伝説のGSバンドが再結成・再始動するという。
そして瞳みのるも参加するという。
瞳みのるはバンド解散後、慶応大学に入学し、同大学院を経て、
慶応高校で32年間も教鞭を取っていた。
専門はなんと中国語。北京大学にも留学していたという。
団塊の世代の人間が、徐々に隅に追いやられ、居場所がなくなり始めている。
またくだんの剣道6段、ワセダの先輩Iさんにご登場願うことにする。
ごめんなさい、I先輩、あなたを巡るエピソードが、全ての話を完結する材料になります。
そのIさんが最近、髪の毛を染めることを決断したという。
「電車に乗ってたら、どうぞ!って席を譲られることが多くなったんだよな」
「帽子をかぶって、髪の毛を見せないようにしてるからかなぁ….」
「それが悔しくってねぇ…」
「オレってそんなじいさんに見えるのかなぁ??」
確かに時は流れ、今では平成生まれですって言われても、おおそうか、
というしかない時代になってきた。
昭和の時代が、徐々に徐々に遠ざかっている。
今回のタイガースの再結成は、こうした団塊の世代への応援歌にもなる。
タイガースの再結成・再始動などは、世の中の大きな動きから考えれば、
それこそ塵芥(ちりあくた)の、どうでもいい世界の話ではあろう。
しかし1971年から40年、世の中は間違いなく変化を起こし始めている。
