2017年05月27日

なぜ日経平均は2万円超えをためらう?

米NYダウ株価が21,000㌦近辺に張り付き、
日本の日経平均が20,000円寸前で上げ止まるなど、
金融市場全体が迷走・気迷い状態になっている。

そんな中、最近の金融市場で注目されているのが
「恐怖指数」と呼ばれる変動性指数(VIX)である。
余り馴染のない指数だが、
VIXとは米S&P500種株価指数を対象としたオプション価格から算出した
ボラティリティ(予想変動率)を指数化したもの。
ちなみに株価が底堅く、投資家心理が落ち着いていればVIXは下がる。

しかし「その状態が行き過ぎると反動が起きる」という経験値も、
市場は共有し、熟知している。
当該VIXが8日に9.77と、
1993年12月以来、23年振りの水準に落ち込んだ。
過去10を割り込んだのは同上1993年と2007年。
いずれも1年後にメキシコ通貨危機や、リーマンショックが起きている。
つまりは激動の“前触れ”というわけである。

相場の世界では、こうした状況を「嵐の前の静けさ」と表現をする。
かくゆう自分も、NYダウ相場のテクニカル分析で、
1年超前から「嵐の前の静けさ」という表現を使ってきた。
2009年3月の6,469㌦を底とする株高は8年にわたる長期になっており、
しかも6,469㌦×3=19,407㌦を突破し、21,000㌦に到達している。
確かに月足のチャートは完璧な右肩上がりの理想的な形態となっており、
「余りに完璧なのが難点」で、「それが逆に怖い」との論述をしてきた。

相場の世界は奇数倍が基本。
3倍を超えたから次は5倍。6,469㌦×5=32,345㌦となる。
過去では99年8月には90年10月の安値2,344㌦×5=11,720㌦を超えたが、
2009年に向け6,469㌦まで下落している。
いずれにしても底値から3倍以上は“神の領域”であり、
その領域を超えれば暴落がある。

昨今のアルゴリズム(自動)取引や超高速取引(HTP)等の
コンピュータ売買は、典型的な薄利多売方式であり、
株価の歪みを狙う一般投資家を市場から締め出した。
それが益々利ざやを小さくし、ボラティリティの低下をもたらしている。
現状の環境が正常な状況ではないのに、である。

ロシア疑惑を巡る捜査を進めた米連邦捜査局(FBI)長官の解任は、
同様の決定をして辞任に至ったニクソン政権を想起させる。
疑い深く、逆らう者には怒りに任せて罰を与えようとする。
政治の世界は、実業界のようなディール(取引)の世界、
つまりは「ユー・ア・ファイアード=お前はクビだ!」で済む世界ではない。

思い起こせばニクソン大統領は1971年7月(日本に知らせないまま)訪中し、
8月には金・ドルの交換停止や10%の輸入課徴金を決めた。
いわゆるニクソンショックである。
現状のトランプ政権はTPP離脱から始まって、中国の空前の絵空事「一帯一路」、
世界の最狂国・北朝鮮問題を抱え、そして「ロシアゲート」である。

“何か”が起きるための要因満載。
金融市場は、読めぬ米国を前に“ダルマさん=手出し無用”の状態が続く。
市場はトランプ退陣を前提に動いているとの見方もある。
が、従来通り同盟国・米国と歩調を合わせていればことが済むのか。

なぜか2万円超えを躊躇する日経平均。
コンピュータには真似のできない“第六感”の世界ではある。
つまるところ「嵐の前の静けさ」と表現するしかないのである。

2017年05月20日

ラジオの時間

大相撲5月場所が始まった。
浅草の三社祭りに重なるこの時期は、梅雨前の暑くもなく寒くもなく、
隅田川に吹く風に新緑の匂いがする、年内最高の時期である。
だが大相撲の予約は半年前に完売で、当日券が発売される午前8時には
長い行列ができ、両国国技館は連日札止めの盛況である。
19年振りの日本人横綱誕生による人気に違いないが、この相撲人気、
世相を反映しているようにも思う。

最近のTV番組の低俗振りは異常である。
地上波とBSに分別された結果、地上波はお笑い芸人を中心として、
エログロを売り物にする2時間程度の番組に席捲されている。
CMをランダムに乱打し、ただひたすら下品な笑いを狙う番組の中で、
無為に時間が流れていく。
この傾向は、今年のNHKの大河ドラマの大不作によって決定的になった。
毎週日曜日の大事な時間だった。
どうしてくれるんだっ、って気分である。

スポーツ中継番組も、民放が大事な局面でCMを乱打することによって
スポーツそのものの面白さも消すようになった。
金看板の巨人戦が冴えないのも、ゴルフ番組が不人気なのも、
全てはランダムなCMが原因である。
特に最近の女子プロゴルフの中継に至っては、
若い女子プロのボディコンシャスな姿を中心に映し出す番組となり、
地上波のエログロ路線を踏襲している。

振り返って日本古来の相撲はあくまで「儀式の世界」であり、
時代を超えて頑にルールを守っている。
土俵という“土&俵”が舞台になり、和装の呼び出しがいて、行司がいて、
大銀杏(おおいちょう=ちょんまげ)+褌という前時代的な格好から始まり、
20秒前後で勝負がつく前に、仕切りや塩撒きなどと、
全く無駄と思える所作を淡々と続ける。
こうした“伝統の(先を急がない)ゆったり感”が見る者を安心させるのである。

現代人がなぜ以前に増して全てに急ぐようになったのか。
それは21世紀に入って爆発的に進捗したIT(情報技術)が要因だろう。
日々進歩する人工知能(AI)が全てをリードし始めている。
その尖兵がスマホ。ある意味「スマホ万能時代」である。

2020年は東京五輪の年。
スマホの怒涛の勢いのまま、2020年まで突き進んでいくようだ。
大きな変化としてはまず自動運転車の定着。
自動運転と言っても以下の「レベル3」程度あたりか。
「レベル1」加減速やハンドル操作のいずれかをコンピュターに任せる。
「レベル2」加減速+ハンドル操作をコンピュータが行う。
「レベル3」主としてAIが運転する。但し状況に応じて手動可能。
「レベル4」条件限定版だが人が運転に関与しない。
「レベル5」全て自動運転。

次に大きなテーマはフィンテック=金融とITの融合。
スマホに専用アプリを搭載すれば「金融窓口」を持って歩いているようなもの。
つまりは支店不要の時代が来る。
金融機関に「装置産業」から「技術産業」への転換が求められる。
果たしていくつの銀行が残れるか。

好むと好まざると、これまで以上に即断即決の時代がくる。
油断すれば時代に置いていかれる。確かに焦りはある。
だがこうした時代だから尚更、ゆっくり時代を眺めてみたい。

最近BGM代わりor時計代わりにつけていたTV画面を消し、
ラジオを流すようにした。
音量を絞っても、キーキー声が耳障りになるからである。

最近都内では、TBS、文化放送、ニッポン放送等の主要局がFM併用にし始めた。
さすがに音質が違う。
「オールナイトニッポン=ANN」や「走れ歌謡曲」など懐かしの番組を流してる。 
アナログと笑って下さい。
でも予想外にゆったりできますよ。


2017年05月13日

悲喜こもごも、仏&韓大統領選挙

日本の黄金週間明けを待っていたかのような仏&韓国の大統領選挙だった。
まず仏では
中道系独立候補のエマニュエル・マクロン元経済産業デジタル相と、
極右・国民戦線(FN)を率いるマリーヌ・ルペン氏の決選投票。
事前の予想通り親EUのマクロン氏の大勝。

ただ今回の仏選挙では棄権・白票・無効票の多さが目立ち、
棄権にいたっては25.4%とポンピドー大統領が選ばれた1969年以来の高水準。
またマクロン氏への投票は2000万票超だが、全有権者(4700万人)の半分未満。
マスコミが「消去法の勝利」と報道したのも至極当たり前だった。

マクロン氏は39歳。
そして議員経験のない同氏が率いる政治団体「前進」が結成されたのは昨年4月。
基盤の脆弱さは明白。従って今後の仏国政リスクもまた明白。
EU存続のために仏のEU離脱とならなかったのが唯一の救い。
24歳年上の高校時代の教師が奥方で、マザコンの匂い(!?)のする新仏大統領の、
欧州の肝っ玉おばさん・独メルケル首相におんぶにだっこのイメージは拭えない。

マクロン氏は元々が投資銀行出身で、ミクロ経済学専門。
またルペン氏に関しては日本語の字面(じずら)で「ルンペン」に見え、
パッと見は「ミクロVSルンペン」。
そして、おまけは新大統領の64歳の奥方の「金髪+ミニスカ+ピンヒールの美脚」。
注目を浴びないわけがない。
かくして選挙よりも、別の意味でも世界の話題になった。

次が韓国。
これまた事前の予想通り文在寅(ムン・ジェイン)氏の当選となったが、
「寅」の字は「渥美清・男はつらいよ」の「車寅次郎=寅さん」を想起させる。
少々不謹慎だが、仏では「ミクロVSルンペン+α」、韓国では「寅さん」かよと、
全く無責任に、興味半分に、仏&韓双方の大統領選挙の経過を眺めていた。

文在寅氏は自他ともに認める「親北・反日」派。
日本のマスコミでは
「同じ弁護士出身の福島みずほ(社民)の男版」と言われる人物。
選挙公約では「慰安婦問題白紙撤回と竹島領土問題をドッキングした反日主義」を
大きな旗印のひとつにしていた。
いつまで続くか慰安婦問題….

韓国には「国民情緒法」なる言葉があるそうな。
韓国紙「中央日報」は以下のように説明している。
「韓国では罪刑法定主義を否定する『国民情緒法』という妙な論理がある。
実体はなく、文字で記録されているわけでもない。
長期にわたって蓄積された慣習法でもない。
だが国民情緒に合うという条件を満たせば、実定法に束縛されない不文律であり、
憲法よりも上位である」

かくして韓国では、この国民情緒法によって、
“ゴールポストを勝手に動かす体質=約束を守らない体質”
が堅持されるというわけである。
そして、
1965年の日韓基本条約、
1995年のアジア女性基金、
15年12月の日韓合意(10億円基金)をことごとく反故にする。

慰安婦像は1体300万円という。
2011年末の「ソウル像」から1年に10体ずつ増加し100体突破間近。
そして慰安婦像のブレスレット・バッグ・バッジ・ペンダント等が発売され、
収益は支援団体に寄付、またネットで大々的な募金など、
無限増殖の「ビジネスモデル」も出来上がっている。
真面目に付き合うのに疲れる国ではある。

一般社会でも隣人との仲違いは多いが、格差特権が罷り通り、
一般国民の不満が渦巻き、瞬間湯沸かしの隣国とどうお付き合いする??
安倍さんのご苦労が偲ばれる。

2017年05月06日

閑話休題(むだばなし)

9連休も可能だった黄金週間も、今日をいれて2日。
今週の土日を普通の週末と考えれば、実質的には黄金週間も終わり。
過ぎてしまえばアッという間ですが、如何でしたか???

ここ1週間、真夏日あり、日本の最高気温が北海道という珍現象ありで、
何かちぐはぐ。
最近の世の中、狂っているしか思えません。

で、今週は、趣向を変えて、“喝!!”のシーリズ。
あくまで自分の気分本意ですので、ご気分が悪い場合はあしからず。

●ママチャリ暴走族
ここ2年、都内では電動アシスト自転車が大流行。
特に30代の若いママさんの場合、10人中9人がそれ。
昔の乳母車のような幌をバックに、前は大きな荷台。
で、双方を満載にして疾走なさる。

そこのけそこのけ、ママチャリが通るとばかり、かなりのスピード。
電動アシストであるからにして、坂道でも息切れなし。
後ろから猛スピードで追い抜かれると、ドキッとする。
一触即発、大怪我のリスク大。

百歩譲って「若葉マークの若いママは大変なのよ」は解る。
だが無茶をするのは大概が小太りで、ジャージ姿。
髪振り乱し、最新技術を使っての疾走は
「我、スーパーマン(ウーマン!?)」との錯覚ありあり。

女は弱し、されど母は強し…
あんなに神経質だった昔のように、“オンナの部分”を少しだけ戻そうよ。
番茶の出がらしじゃ、しゃ~ないしょ。
居直った暴走族ってホント怖い。
旦那の顔が見てみたい!?

●禁煙原理主義
なんか最近、禁煙モードが異常である。
現厚労大臣が禁煙派なのもモードに拍車がかかっている。
「先進国では全域禁煙が常識」だそうで、
高らかに「首都東京全面禁煙目標 2020年!!」を宣言されている。

20年来のお友達の、近所の酒屋兼タバコ屋の、
佃大祭のおみこし担ぎ40年のベテランにして
頑固にハイライト(タール17度)を固守する江戸前のおじさんは、
「ふふん、やるならやってみな!!」の全面戦争(!?)の構え。

現在吸ってるタバコ、マルボロ・ミディアムを買う度に言われる。
「あんたも気弱だねぇ~、オトコのハイライトを捨てちまってさぁ」…

禁煙原理主義の皆様、
禁煙だ、分煙だの論議も、ここまできたら実に面倒なので、
いっそのこと禁煙法などをおつくりになったら如何ですか?

●中田英寿
昔サッカー選手、今は文化人(!?)
サッカーやってるでもなし、芸能人でもなし。
いわゆるコウモリさん。
つまりはサッカーに関わる(優雅な)文化人???

あのキツネ顔で、したり顔がどうにも好きになれない。
TV画面に出てくると、チャンネルを変える。

あの方の上から目線の言動が昔からムカついていた。
21歳にして「中田語録」などという、大それた本を出版。
21歳ですよ、21歳!?
弱冠21歳が人生観を語るかねぇ....

で、最近では妻夫木聡とプレミアムビールのCMにご出演。
めでたく40歳になられたそうで、
「40歳になって初めて大人の味が分かる」とのたまう。
誰のチョイスかしらないけど、中田で売り上げ伸びるかねぇ?

ま、ビールでも日本酒でも、洋酒でも、お好きなものを存分にどうぞ!!


自分本位の“喝”シリーズこの程度でおしまいにします。
多々のご無礼、ご容赦下さい。
機会があればまた、ということで。

来週からは普通に戻ります。
よろしくアクセスのほどお願い申し上げます。


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