2018年01月27日

今や平成の大きな遺産、スーパー中学生

1月21日・日曜日。
この日のTVは、スポーツ番組満載だった。
野球シーズンになれば、日米の野球で、
朝から晩まで野球漬けとなる日は珍しくもないが、
この日は種目がバライティに富んで、まさに豪華版・幕の内弁当の様相。
(古いギャグで恐縮だが)もう~どんだけ~、って言いたくなるパターン。

午前10時から全日本卓球選手権、
午後12時15分からは全国都道府県対抗男子駅伝、
午後1時からはゴルフSMBCシンガポールオープン、
午後3時:55分からはジャンプ女子ワールドカップ蔵王大会、
並行して午後1時から大相撲初場所、
日付がかわって午前12時10分からはテニス全豪オープン。

全部が全部LIVEで見ることなどできるわけなどないが、
同日、最も注目したのは全日本卓球選手権だった。
つい10年前までは卓球は地味でマイナーな競技であり、
テレビ東京が時たま国際中継していた程度。
それが今や人気の高いメジャーな競技となった。
理由は簡単である。
平成10年以降に生まれた中高生が主役になったからである。

今や日本の卓球は、
ここ20年、世界の王座に君臨し続けた中国を脅かす存在であり、
特に高校生が中心の女子は、美誠・美宇コンビを先頭に
世界ランクトップ10の常連が3~4人いるという、
昔の日本卓球を知るものにとってはまさに奇跡に近い成長を遂げている。
福原愛が築いた土台に、日本全国から次々にヒロインが現れ、
いまやサクラ満開寸前の様相を呈し始めた。
皆一様に3~4歳から始めており、
中学生ともなると経験10年のベテランになるという、まるで異次元の世界。

さすがに男子は遅れをとっているが、
張本智和という、両親がともに中国・卓球選手の日本帰化という、
類稀なDNAを持つスーパースターが現れた。
14歳6カ月(中学2年)で日本男子の頂点に立った。
チョレイ!!の掛け声はご愛嬌。まさに劇画以上の世界である。

張本智和の活躍で、所属するJOCエリートアカデミーがクローズアップされた。
2000年(平成12年)スポーツ振興基本計画が策定され、
2001年10月にナショナルトレーニングセンター開設、
JOC(日本オリンピック委員会)が「JOCスポーツアカデミー事業」を立ち上げ、
そのうちのひとつが「JOCエリートアカデミー」である。

住所は北区西が丘というから、要は昔の赤羽団地界隈。
当初は海のものとも、山のものとも分からないということで、
遠巻きにし、様子を見るという、いわゆる日本的なパターンとなった。
ただ「Eat Well Live Well」をテーマにする味の素が
栄養管理等で協賛を始める2010年頃から、
同上組織所属の選手の活躍が目立つようになった。

近代は「ゼネラリストよりはスペシャリスト」の時代。
「ゼネラリストを目指せ」と「浅く広く」を指導する中で
「昔は神童、今はただの人」のパターンが多いニッポンだった。
今後、才能ある者にはどんどん集中して注力するスタンスが必須だろう。
そう考えれば、「JOCエリートアカデミー」は最近にない大ヒットだ。

平成が終わり、新しい時代へ。
東京五輪もカウントダウン。
不透明な部分が多いが、卓球・張本しかり、将棋の藤井聡太しかり、
(少々残念ないい方になってしまうが)
平成の遺産たるスーパー中学生を大事に丁寧に育むのが
昭和生まれの人間の大きな課題だろう。

2018年01月20日

「パナソニックは何の会社?」-AI産業革命の本格始動-

平成30年1月11日。ソニーAIBOが発売。
マスコミも大々的に取り上げ、予想以上の人気。
予約完売で、量販店でもその“お姿“をお見せにはならない。

マスコミが注目するのは、
人間がAIBOを制御するのでなく、AIBOが人間を制御しようとする点。
嫌だったら反応しない(?!)という本末転倒の仕草が人気に拍車をかける。
何とかしてAIBOを手に入れたい。
が、価格は198,000円(税別)、年間20,000円のサポート料と、ちと高価。
そのうちに安くなるだろうが、大きな問題なのは、
我儘な自分にAIBOが寄りつかないかもしれぬ(!?)という点。

1月9日から始まった世界最大の家電見本市。
(CES=コンシューマ・エロクトロニクス・ショー)
1967年から米ラスベガスで毎年1月に開催される世界最大のもの。
当初は家電製品が中心だった。、
だが現在ではネット関連や自動車などが中心になっている。
日本の電機メーカーも出展ブースを構えていたが最近は縮小気味。

今回のCESで話題となったのがパナソニック(旧松下電器産業)。
同社の代名詞だった家電の出展がなかったことである。
創業100周年を記念し、ブースは昨年の1.6倍。
だが並んだのは車の運転席や車両電池と、お門違い(!?)の商品ばかり。

もともとパナソニックは車載のエアコンやラジオを手掛け、
最近は電気自動車(EV)向け電池など、
自動車部品の単品で存在感を増していた。
つまりパナソニックは従来の「家電の松下」ではない。
で、飛んだ質問は「パナソニックは一体何の会社なの?」

1月8日、CESに先駆けて世界のトヨタは、
全長4.8メートルのEV・E-Paletteコンセプト車(イーパレット・コンセプト)
を発表した。
同車はエリア限定で完全自動運転できる「レベル4」の技術を搭載、
移動型の小売店・物品運搬車・通勤のシェアリングカーになったりする。
つまりは変幻自在の万能車。
同社の公式の謳い文句は
「これまでの車やトラックの概念を超え、
消費者に新たなモビリティサービスの価値を提供する」

こうした一連の激動の中、
「今後5~20年で世界の石油重要が頭打ち」とする
石油ピーク論が台頭している。ピーク論の歴史は古い。
その根拠は「原油がいずれ枯渇する」という供給面の制約だった。
ところが約10年前のカナダのオイルサンド、
米国のシェールガスが本格的に商用化され、
地球には未使用のエネルギーが大量にあることが判明、
「供給ピーク論」は勢いは失っていた。

00年代以降、環境対策でエコカー導入や排ガス対策が本格化し、
EVシフトの波が一気に押し寄せている。
とは言っても、
大型トラックのEV化は難しく、航空機のジェット燃料は必要だ。
また石油化学製品に需要は多い。
だが現状の見込みよりは数倍速く、
2030年あたりでピークアウトと見るのが妥当な線だろうか。

かくして、東京五輪を格好のターゲットに、
世界中が一斉に「AI産業革命」に走り出した。
もう大きな流れは止めようがない。
すざまじい勢いで世の中が変わる….

2018年01月13日

いつまで続く、FANG・MANTを中心にした快進撃

ここ2年ほどの国際都市・東京の日常風景。
通勤車両に乗り込んだ途端一斉に下を向く。
路上でも下を向いて歩く。
チャリに乗ってる時さえも前を見ていない場合がある。
その全てがスマホを手にした仕草である。

「皆と同じものを買い、食べ、そして生活したい」。
つまりは究極の“スマホ(頼りの)”社会となった。
皆と同じ情報を共有していないことがそんなに怖いのか?
一体何をチェックしてんだ??
とりあえず上を向いて歩こうや!!って言いたくなる….
そんな“歪な”世界がいつまで続くのか。

こうしたスマホ社会が完成する中で、米株式の快進撃が続いている。
新年早々の米株式市場ではNYダウが25,000㌦を突破した。
この快進撃の中心にいるのが
「FANG・MANT」の造語で表象される米大手IT企業8社である。

「FANG」は、フェイスブック(F)、アマゾン・ドット・コム(A)、
ネットフリックス(N)、グーグルの持ち株会社アルファベット(G)。
「MANT」は、マイクロソフト(M)、アップル(A)、エヌピディア(N)、
そしてテスラ(T)。

この「FANG・MANT」を始めとする米IT大手は、
情報技術や膨大なデータを駆使して新たな製品やサービスを生み出し、
人々の生活や産業構造を大きく変えた。
8社合計の時価総額は約3兆6千億㌦(約400兆円)。1年前の1.5倍。
メディアでは「浮かれる市場」の大文字が躍る。
「次は3万ドルだっ!!」。

日足や週足は勿論、月足までもが機能しない、ひたすら上げるだけの相場。
圧倒的でかつ歴史的な快進撃である。
上値目標をどこに置けばいいのか。
ただこうした一見「死角のない、棒上げ症状」の上昇の裏では、
徐々に大きなリスクが出始める。

実体経済の規模と比較した株価の割高感が目立ち始めた。
世界の株価の時価総額は過去最高の86兆5300億㌦(9800兆円)。
世界の名目国内総生産(GDP)の78兆㌦(17年推計値)の約110%の水準。
昨年7月に世界株の時価総額がGDPの規模を超え、
その差が広がり始めている。

市場全体の時価総額をGDPで割った指標。
今や伝説となりつつある著名な米投資家ウォーレン・バフェットが
重要視する投資尺度として知られる。
そして100%を超えると株価は割高とする。
08年のリーマンショックや、15年の中国・人民元ショックの直前に
同指標は100%を超え、ほどなく株価は急落した。

そんな相場理論なんてもう古い、信用しない、ほっとけ、との声もある。
だが如何にコンピュータが進化しようと、
「相場という大自然を屈服させること」はできない。
調整のない相場などあり得ない。急騰すれば必ず急落する。
溜まりきった雨水が、最後には滝の激流となって流れ落ちるごとく、である。

今年の年初から「ポストスマホ」が高らかに言われ始めた。
「人間は前を向いて歩こう」から始まる「AIイヤホン=万能執事」である。
スマホが登場して11年。
全ての人間がスマホ頼りの生活になって、飽き始めている。
「情報を享受しながら何かをしたい」
「他の人と違うことをしたい」との願望が出始めた。

どうやら時代の変わり目のようだ。
過去に幾度となく経験してきたように、
ある日突然、世界的な株高の大修正が起きる、
それも近いうちに。

2018年01月08日

明治150年

平成30年初の連休の富岡八幡宮。
例年なら、参拝客の行列が境内から溢れる。
今年は閑散。ザッと例年の5分の1の人出だろう。
人員整理の女性スタッフの地声が高らかに、そして空しく境内に響く。

かたやおとなりの深川不動堂。
例年よりはやや少ないものの、参拝客は永代通りから溢れる。
香具師(やし)の数も、富岡八幡宮は10店余り。
深川不動堂は目分量でその5倍。
ま、致し方ない、あのような殺傷事件が起きたのだから。

今年の年始のマスコミのテーマがいつのまにか「明治150年」になっている。
そうか、日本が近代国家になってから150年しか経ってないのだ…
今年のNHKの大河「西郷どん」も、そのイメージを追っかける。
なるほど、もう一度今までの150年の歴史を振り返れっ!てことか…
日本の国営放送NHKも深謀遠慮、味なことをやる…

原作が小池真理子、シナリオが中園ミホ。
主役の鈴木亮平は適役かと思う。子役もまた良好。
7日の初回放送もまずまずの滑り出し。
やっと、いつもの大河仕様となってきた。
とりあえず漲るエネルギーが感じられる。元気だ。何かホッとする。
1年という長丁場、今年の日曜ゴールデンタイムは何とか大丈夫そう。

ここ5年、故司馬遼太郎の著作にはまっている。
特に「坂の上の雲」は何度読んでも飽きない。
読むたびに新たな感動が生まれる。
全編に流れるテーマは、
「日本が日清・日露戦争に勝利してからおかしくなった」
つまりは“まぐれ”で勝って以降、
「『日本は神国である』という間違った概念が生まれた」とする。

昨年末NHKは、
第二次大戦史上最悪の作戦と言われ、悲惨な結果をもたらした、
「(実録)インパール作戦」を、くどいほど流し続けた。
間違いなく、当時の日本は異常だった。
根幹に「神国・日本ありき」の考え方があった。
NHK側の意図するのは多分、司馬遼太郎と同じだろう。

考えてみれば、150年という時間の中で、日本は二度の世界大戦を経験し、
二度目の世界大戦で原点回帰どころか、マイナスの世界に入った。
それを20年程度で盛り返し、
ごくごく当たり前のように世界の大国G7に入り込んでいる。

極東のちっぽけな島国が、世界の大国と言われる所以はない。
冷静に考えれば、アジアの大国は4千年の歴史を持つ中国だろう。
15億の人民を持つ世界の大国・中国があせり、日本を敵対視するのも、
まずはもっともな話である。
「一帯一路(ONE BELT ONE ROAD)」構想を打ち出してきているが
実現するか否かは別にして、
大国中国が、ようやく目覚めたといったところだろう。

平成時代の終わりが宣言されるのと時を同じにして、
世界的な株価の異常な上昇が目立っている。
トランプ政権の株価上昇を図る政策をバックにNYダウの上昇も異常だが、
ダブついた海外投資資金の流入と、日本政府の56兆円と言われる下支えで
上昇する日本の株価もまた異常と言わざるを得ない。

いずれにしても波乱含みの展開である。
一連のマスコミの論調に揺さぶられているわけではないが、
「明治維新150年」をテーマに、
もう一度「原点を探る作業」をしなければならないだろう。

2018年01月01日

謹賀新年

本ブログにアクセス戴いている皆様、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

例年になく寒いお正月ですが、如何お過ごしですか。

ところで初詣に行かれましたか?
現在の住まいの初詣と言えば、至近距離にある(チャリで5分)門前仲町近辺の
富岡八幡宮か深川不動尊となります。
もうご存じかと思いますが、富岡八幡宮に関しては12月の宮司を巡る殺傷事件あり、
TVのワイドショーで見かけるレポーターも頻繁に出没する昨今、
年末年始の参拝客の減少は避けられないとの見方をされております。
“いつもの(通称)門仲”でないのは事実。
さてどうなりますでしょうか。

元々門前仲町は、永代寺の門前町として発展したと言われ、
永代橋から続く江戸・下町情緒が濃い町となっています。
また木場にも近く、戦前には深川芸者も闊歩していた場所柄で、
妙に妖しい飲み屋街は健在で、素人が立ち寄り難いエリアはあるにはあります。
“君子危うきに近寄らず”で、未だに“冒険”は致しておりませんが….

東京の平成30年元旦は、キンキンに冷えてはいますが、晴れ渡っております。
こんな晴れた日、
隅田川沿いの光景に634米の東京スカイツリーはとても似合います。
建設途中の日々、徐々に天空に伸びゆく様子もしっかり覚えております。
そんな身近なスカイツリーでありますが、
つい最近(12月中)の休日、知人に誘われ、行って参りました。
チャリで30分少々なので、直下までは何度も行っておりますが、
実際に入館したのは初めてでありました。

まず驚いたのは入館料です。
350米の展望デッキまで入場料2,060円也。
450米の天望回廊まではプラス1,030円也。
少し高くないですか??(ま、ドサクサ紛れに近い値段設定かと)。

そして入り口で、若い女性スタッフに「すぐに入れますよ」と言われ、
“フ~ン、(予想外に)空いてんだ”と思ったのが大きな間違い。
とぐろをまくようなラインアップになっており、混雑を巧妙に避けるように
してあるのがミソ。
結果、1時間ほど待たされ、満員列車のごときのぎゅう詰めのエレベータに
押し込まれ、350米の展望デッキへ。
ひと、ひと、またひとで、外を眺めようにもなかなか窓際に辿りつかない。

浅草から徒歩20分、立ちんぼで1時間を経ており、
それでもう完璧に疲れてしまって…
345米階、340米階にはレストランなどはありますが、待ちの行列を見たら
もうゲンナリ。
知人に「もう出ましょうよ」って催促する始末。
休日に行ったのが悪いんでしょうね、きっと。

確かにガラス床から見た下界には迫力がありましたが、ただそれだけ。
もう二度と行かないと思います。
美女に対応するのと同じで、外から眺めるだけで十分であります。

少々脱線(愚痴!?)致しましたが、
今年も淡々と更新していきたいと考えております。
よろしくアクセスのほど、お願い申し上げます。


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